BRM927泉佐野600キロ −その5−

小阪峠・・・
辛かったですねぇ・・・

nobさんとアプローチを始めたのですが、私は坂は遅いので、少しずつ置いていかれました。
ゆっくり、ゆっくり登っていきます。
途中車の往来があるために、さほど恐怖は感じず登りつづけることができました。
時々ダンシングを入れながら、息を整えつつ登ることができたように思います。

トンネルの手前でnobさん待っていてくれました。
ようやく坂が終わったと思っても、トンネルを抜けるとまた坂です。
矢ノ川トンネルまで坂が続きました。

途中、腹が減ってまたもや塩羊羹を食べます(笑)
燃費悪いっすねぇ・・・
食べても食べてもお腹がすいてきます。

矢ノ川トンネルを越えると急激に寒くなりました。
私は、寒さに非常に弱いんです。
汗をかいたジャージに寒さが凍みて痛みを感じるほどになりました。

nobさんに声を掛けて途中ストップ。
震えながらリアバックに入っている発刊保温アンダーシャツを取り出そうとします。
でも・・・
無いんです(T^T)
てっきりリアバックに入れたと思っていたら、ドロップバックの中だったようです。
仕方なく、濡れたジャージの上からもう一枚半そでジャージを着て、その上からウインドブレーカーを着て前に進むことにしました。

しばらく行くとnobさんが自販機の前で休憩です。
たまたまですが、温かい珈琲があり2本買って一本は直ぐに飲み、一本はジャージの後ポケットに入れました。

でも、寒いのは止まりません。
直ぐ近くのサークルKに行ってスープを飲むことでやっと震えが止まりました。

さて、休憩の後に道の駅マンボウを目指します。
後30キロほど。
「一つ大きな峠があるけど、がんばりましょう」というnobさんの言葉でスタートしました。

坂⇒トンネル⇒下り⇒坂⇒トンネル⇒下り⇒坂⇒トンネル⇒下り・・・・

もう、いくつトンネルを通ったんでしょうね。
ただただ、厳しい道のりでした。
ガムを噛みつつ、後にnobさんがいることに安心しながら必死になって進みました。

気持ちとしては
「何とか2時30分までに着きたい。そうすれば1時間眠れて更に1時間30分の貯金がある。」
でした。

でも、無情にも時間は過ぎていき、3時過ぎに到着することがやっとでした。
PC2からPC3の区間、133キロ。
18時ごろ串本を出発したとして、9時間も掛かってしまっています。
食事があったかもしれませんが、やはり時間が掛かりすぎです。

みなさんのレポートを見ているとPC3に1時〜2時には到着されているようです。
今回も、極端なペースダウンをしてしまったのは反省ですね。

到着した時にスタッフの方から「ブービー」だと聞かされた時は愕然としてしまいました。



タイムアウトしてしまう・・・」
ここで心理的な余裕が全く無くなりました。


でも、眠くて仕方が無いです。
焦りながらも30分の仮眠を取ることにしました。