PC5まで

5人で出発したものの、直ぐに1名ストップされ、もうお一方もトンネル前でストップされて先に行くように促されました。
本当はご一緒したかったけど、仕方なく1人で前に。
2人組のブルベライダーが前に見えますが、中々追いつけません。
それ以上に、ものすごい風です。みなさんのレポートにも暴風雨のことが書いてありますが、私はあまり雨は感じませんでした。登りがあり、トンネルがあり、下りがあり・・・・下りの時に限ってものすごく風が吹くように思います。体重の重い私でも反対車線に吹き飛ばされることが数回ありました。また、海岸沿いになると波の音が激しく聞こえます。「荒れ狂ってる」って感じですごかったです。駅の前を通る度につまらない考えがよぎりますし、もしかして、誰か休憩していないか?と助けを求めるかのように待合スペースを見てました。





どれくらい暴風雨が続いたのでしょうかねぇ・・・・




ふと気づくと、雨が小降りになっていて・・・いや・・・もう降ってないことに気づきました。
そうなってくると中が蒸れてきて我慢できなくなります。どこかで停車してレインウェアを脱ぐことにしました。
本当は山のてっぺんで脱いで、そのまま下っていきたいのですが、のどが渇いていて、自動販売機を探していました。
こんなときに限って山の頂上には自動販売機がなく、困っていたら先ほど先に進んでいた2人組のライダーが峠の頂上で泊まってレインウェアを脱いでいます。どうしようか悩みましたがやはり飲み物が欲しくてもう少し先に行った所にある自動販売機の前でレインウェアを脱ぐことにしました。



すると1人のブルベライダーも停車されて休憩されます。
「この区間はコンビニが無いからどこか途中で休憩しないといけないんだよ。次のコンビニまで約40キロなのでここで停まるのは良いよ」とアドバイスしてもらって嬉しかったです。というよりも人と話したのが久しぶりだったような気がしますw



さて、ここで飲み物を補充し、ラジオを聴いて進むことにしました。雨も止んだし寂しい区間だし・・・





でも、電波が入るのはNHKだけでした。
何故か最初は小林旭の新曲を聞いたりしました。
ムード歌謡っていいですなぁ(爆)




それも入らなくなり、次に聞いたのが、気象放送(笑)。
ウラジオストーク、西の風、風力2、晴れ、02ヘクトパスカル、10度・・・・
広州、風向・風力は不明、快晴、22ヘクトパスカル、12度・・・・



「つまんねー!」と思いながらも日本語が聞こえるのが嬉しかったりしましたw





ポルトガル語講座も聞いたなぁ・・・・未来形の話だったけど忘れました(笑)






そんなことをしながら、徐々に町に近づいていきます。
すると安心感からか、ものすごく眠くなってきました。
コンビニを見つけたので休憩に入って「強強打破」を購入。眠気をフッ飛ばします。





でも、しばらくするとまた疲れてきてコンビニストップ。
魚肉ソーセージを食べて、休憩しているとお2人のブルベライダーが追いつかれました。
お1人はつかれきっていて、一度目を閉じて座ってらっしゃいましたが意を決したように先に出発されます。



私は、ちょっと寒くなってきたのでウインドブレーカーを着てPC5に向けて再度出発しました。
すると、また雨が降り出し、PC5に着くころにはウインドブレーカーはびしょびしょ。
実はウインドブレーカーは夜に寒くなるのを見越して、今まで着たかったのを我慢して乾いた状態で持ってきていたので本当に悲しかったです。




PC4からPC5の区間は私にとって一番厳しい区間でした。
1時ちょうどになんとかPC5にたどりつくことができました。



先ほど先に出発されたライダーの方はDNFの連絡を入れてらっしゃいます。
道を間違えたらしく、AlwynさんがPC5に到着されます。

雨は激しく降っています。


なんだか野戦病院みたいでしたが、ついさっき、休んだところだったので早々にPC5をスタートすることにしました。
ウインドブレーカーは脱いで、再びレインウェアを準備してから・・・・



次回予告(ん?もしかしてMさんが・・・・)